長谷川たくま【円安で牛丼3000円時代!?】

長谷川たくま【円安で牛丼3000円時代!?】

こんにちは!長谷川たくまです。

ここ最近の記事でよくわかったと思いますが、日本は、急速に円安に向かっています。

では円安になるとどんなことが起きるのでしょうか?
まずは国内の視点から考えてみましょう。まず円安になると輸出には有利になりますが、輸入には不利になります。
海外旅行は有利になるが、国内旅行は不利になる。
また海外から見た国内資産は値下がりし、日本から見た海外資産が値上がりします。

そして結果、物価が上昇します。

では円安になるとどうして物価が上がるのでしょうか?
円安になると一番最初に起こるのは輸入品の価格が上昇する事です。
輸入品の価格が上昇すると単純に企業の原材料調達コストが上がって製品コストを圧迫していきます。

マクドナルドや牛丼チェーン店でもいろいろ話題になったことは新しいと思いますが、製品コストが行われるとどうしても最終的な商品の値上げをせざるえなくなります。

需要が強くなってしまい発生してしまったインフレとは違い、円安によって引き起こされた輸入インフレはコストの上昇につながり、利益は少なくなり給料がアップされることはなく、海外への富を流出させることになってしまいます。

ではなぜ円安対策をとるのでしょうか?
それは円安にすることで海外への輸出量を爆発的に増やし、輸出量が増えれば貿易黒字にすることができる。

日本ではたくさんのものを輸出しているのでわかりやすく車を例にお話しましょう!

車の出荷台数が去年よりも増えればさらに多くの車を作らなくてはならなくなります。

ということは、車の部品それぞれも多く作らなくてはなりません。
多く作るためには作業効率を上げるのはもちろんですが、製造する人を増やせば作れる台数は増えていくのです。
つまり雇用が増えるということですね。

しかし、この政策、実はいまのところそんなに上手くいっていません。
それはあなたの周りを見ればわかると思います。

ではなぜうまくいっていないのかというと、輸出量がそこまで増えていないのです。

円安にすれば仕入れやすくなるので今のうちに仕入れるのではと普通は考えるのですが、ここ最近までアメリカもヨーロッパも中国も決して景気がいいわけではなかったのです。

ようやくここ最近になって景気が回復してきたので周り始めているといった段階です。

ではこの物価上昇はいつまで続くのでしょうか?

このことについて2013年12月30日号『日経ビジネス』で松井証券の松井道夫社長が「牛丼1杯3000円時代の幕開け。いずれ紙幣価値は10 分の1になる」というお話をしています。

これだけ見るとさすがに言いすぎだと思う人もいると思いますが、この意図としてはお金の価値が下がってくるよということをわかりやすく伝えたかったということでだと思います。
今の状態を考えれば牛丼の値段がどんどん上がる世界は必ず訪れるということは容易に想像できます。
サラリーマン、公務員等の会社員でもお金を預けているだけで安全と楽観的に考えてもいられないのですよ!

でも残高が減っているので実感はないと思います。

でも身の周りを見れば少しずつ気づくことがあると思います。

一番わかりやすいのは、海外旅行!
2014年の4月から、大手旅行会社は軒並みツアー代金を10%弱、引き上げています。

15万円だったツアーが16万5000円になっているんです。
おそらくこれを聞いただけでは多くの人はしかたがないで済ませるレベルでしょう。

しかし現地の決済レートに大きく影響を与えてくるのです。

かつては1ドル最大75円の時代もありました。お見上げを2000ドルくらい使っても75円換算なら15万円です

でも今は1度つ110円です。
同じ2000ドルと考えると、22万円になります。

7万円も違っているのです。

どうしてこんなに違いが生まれるのか?この原因が円安です。
あなたの銀行に預けているだけでは資産価値が下がっているということがわかっていただけたと思います。

現地の決済レートとツアー代金を考えると、倍近くお金を多く払わなければ、海外旅行ができなくなって来る時代となっているのです。

だから計画的に今持っている資産を減らさない資産形成が必要になってくるのです。

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